脊柱管狭窄症という病気は,最近,比較的ポピュラーになってきましたが,これに伴う「腰痛」はなかなかやっかいな代物で,整形外科的な治療のみでは症状の緩和は困難なようです.歩いていると,こむらがえりのような,筋肉痛がでてきて,歩けなくなってしまう,「間欠性跛行」という症状もでてくる病気です.
当院にも,「何とかならないか」と尋ねていらっしゃる患者さんが,しばしば....
ただ,この病気は,東洋医学的な考え方で治療を行うと,実は,比較的治療成績がよいので,この患者さんが来られると,内心,にんまりとしてしまいます.治療は,患者さんの体質により,いくつかパターンがあるのですが,2-3週間後に来院されると,初めは脂汗をたらしながら歩かれて,診察室に入ってきた方が,さっそうと歩かれて,診察室に入ってくる姿を見たときには,思わずにっこり,幸せな気分に浸ってしまいます.
今日も,お一人,「有名な」,大きな病院の整形外科から退院されたのですが,症状があまり改善しないといって,患者さんが来院されました(こういう時は.燃えるんだよなー).早速,薬をみつくろい,処方したのですが,さて,次回この患者さんは,良くなって来られるかなーと,ちょっと楽しみでもあり,薬がちゃんと効かないと困るなーと,ちょっと不安になったり,複雑な気持ちです.
著者について