最近、鍉鍼(ていしん)という「触るだけの鍼」を仕入れました。
これはとっても便利な鍼で、刺す針ではないので、診察しながら、患者さんと話をしながら鍼が打ててしまいます。效果を出すのにちょっとした時間がかかるため、忙しい時にはなかなかできませんが、鍼がはじめての方や、ちょっとだけ鍼を打ちたいときには、重宝しています。今日は、咽が痛い、鼻水が止まらない、息がしにくいという、ちょっとアレルギー性鼻炎+やや喘息気味の患者さんがいらして、ちょっと鍉鍼を使ってみたのですが、私自身ビックリするくらいの効き方で、患者さんと話をしている間に鼻水もとまり、咽の痛みも治ってしまいました(ほんとかな~、と、私も思うのですが、実際良くなっているので、すごい代物です)。もっと早く取り入れればよかったと、若干最近後悔しています。今更ながら、東洋医学の神秘的な效果には脱帽です。以前に私もやっていた西洋医学一辺倒の通常の診察治療では、こんな風には行きません。なんでこんないい物を、明治時代に日本は捨て去ってしまったのでしょうか???
「温故知新」の心胸です。。。
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