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梅雨の時期の浮腫み対策

最近,ジメジメして浮腫みやすい日々が続いています。

このような日が続くと,関節痛や肩凝り,みぞおちが詰まったような感じで食慾がなくなることがよくあります。みんな身体に溜まった湿気のためなのです。

こんな時は,左の外関という穴にお灸してみましょう。水はけが良くなり,症状が徐々に取れてきます。この時期は身体に水が溜まりやすいので,味の濃い物も避けましょう。

体が重く感じませんか?

最近蒸し暑いですが,みなさん,いかがお過ごしでしょうか?
これだけ湿度が高くなると,体表より水が入り込み,関節痛や体のだるさを感じるようになります。先日,心臓の機能が弱い患者さんが,「除湿すると,調子がよい」といっておられたのも,うなずけます。体表からの水分の吸収が除湿により緩和され,循環器系統への負荷が軽減されるのだと思います。特に,代謝の落ちている冷え症の方は,この傾向が強くなります。
味の濃いものは,この時期は,控えるようにしましょう

梅雨と関節痛

もうすぐ、梅雨の季節となります。現在、足に浮腫みが出ている方は、これから要注意です。膝の関節が痛くなる可能性があります。
関節痛は、いろいろな原因で起こりますが、体に水分が多くなってくると、起こりやすくなり、特に低気圧が近づくと痛みが強くなってきます。このため、今のうちから、足が浮腫みがちの方は、早めに対策を立てて下さい。
足が浮腫む主な原因としては、腎臓病や心臓病などの重症の病気でも無い限り、この原因となるものは、ほとんどの場合、甘味食品や塩分の摂取に伴うものです。今からでも遅くないので、少し控えめにとるようにしてください。

皆さん,冷やしすぎです!

今日は,この暑い中,往診が8件もありました。往診先の家に入ると,決まって冷房がガンガンかかっていて,「さむーい」んです。皆さん,冷やしすぎです!
冷え症の方はもとより,癌の患者さんも,基礎免疫能が落ちてしまいます。癌にとっても好都合な環境を提供してしまいます。冷え症の方は,肩こりが強くなったり,腰痛がつらくなったり,はたまた血圧まで上がってしまいます。これで,血圧の薬を増量するようでは,本末転倒ですよね。
湿温は30度ぐらいでもよいです。扇風機を併用して,くれぐれも体を冷やしすぎないよう気をつけましょう!

「夏ばて」にご注意を!

毎日暑い日が続いていますが,皆さんどのように乗り切っていますでしょうか?
暑いので,つい,アイスクリームを毎日欠かさず食べたり,今が旬の,「もも」を毎日ほおばったり,はたまた,テレビでガンガン宣伝しているような,「スポーツドリンク」「栄養剤」の類をグイグイ飮んでみたり。。。。。こんな状態を毎日続けていると,体に水が溜まってきて,「水毒」という状態が出現します。めまいがしたり,気持ち悪くなってみたり,足がパンパンに張ってむくんでみたり。そして,体がだるくなって,何にもしたくない,いわゆる「夏ばて」の状態となります。
夏ばての原因は,やはり,口に入れる「甘い物」が原因となっていることが多いため,十分注意しましょう。

「めまい」と「湿気」と「甘い物」

最近,「めまい」を訴えて来られる患者さんが増えています.「めまい」の起きるのには,いろいろ原因があります.物理的な(解剖学的な)原因は,耳鼻科や脳外科の専門医の先生に治療をお任せすることにして,今日は,機能的な,西洋医学的なアプローチではなかなか症状の取れない「めまい」について,簡単な予防法・治療法を伝授したいと思います.
もともと耳の前庭という部分が平衡感覚を感知している部分で,この中にある,炭酸カルシウムでできている耳石器の動きで、私たちは,体の平衡状態を感じ取っています。この耳石器は三半規管の中にあり、三半規管の中はリンパ液で満たされています.体の「水」が過剰になると,このリンパ液の流れの状態に変化を生じ,このために「めまい」が生じてくるようです.
最近のように,じめじめした湿度の高い時期に起こりやすくなる「めまい」は,体の「水」のバランスが崩れて,体の保湿量が多くなる事による「めまい」がほとんどです.この時期には,もともと,湿度が高いため,私たちの体に,「水」が皮膚を通して入ってきます.このため,この時期には,「水」を介した症状が多く出現しやすくなります.この過剰な「水」により三半規管のリンパ液の流れにも異常が生じ,「めまい」となるようです.つまり,体の水分量が,ほどよい状態を保つことが,この「めまい」を生じさせないコツなのです.
体の中に,水をため込みやすいもので,代表的なものは「甘味類」「塩分」「解熱鎮痛剤」です.この時期には,特に摂取するものに気をつけましょう.